こんにちは。初心者ブロガーの50代主婦ヒトハナです。
発芽酵素玄米を食べて、約3か月経ちました。
本やサイトを調べると、
『玄米食は栄養があって健康によい!』
という記事がある一方、
『玄米には毒があるらしいから注意して!』
という記事があります。
『玄米には毒!?』なんて記事を読むと、心配になりますよね。
ヒトハナも心配になって、玄米に関する本を読んだ結果
『結局は、玄米は体に良いのだ!』
それは、どうしてでしょうか。
『玄米が毒!?』説はどこから来たの?
本に次のことが書いてあるのを見つけました。
玄米には毒があるー。この事実を、多くの人は知らないし、信じようとしません。
日本人には”玄米信仰”なるものがあるからです。
引用『正しい玄米食 危ない玄米食 著者 鶴見隆史 太陽出版 P26』
健康に良いと言われている”玄米に毒”だなんて、にわかには信じられませんよね。
よくよく読んでみると、
『玄米が”種”』だからという理由のようです。
『玄米』は、水に浸すと芽がでます。
話はそれましたが、”種”の状態のものをそのまま食べると身体に影響があるらしいのです。
本に次のことが書いてあるのを見つけました。
玄米は”種”ですが、どんな種も自らの命を守るために酵素阻害剤(アブシシン酸=ABA)を身にまとっています。
引用『正しい玄米食 危ない玄米食 著者 鶴見隆史 太陽出版 P110』
買ってきたままの生のナッツは休眠状態にあり、発芽を抑える発芽抑制因子がふくまれています。
そのままでは体内酵素の働きを妨げ、細胞内のミトコンドリアを傷つけてしまいます。
引用『RAW FOOD RECIPE 著者 土門大幸 P122』
きっと、こういう内容から、『玄米に毒!?』という説がでてきたのでしょうか。
だから『玄米』を食べてはいけないの? という疑問になりますが、
そんなことはなく、本を読み進めると、炊飯の仕方を気をつけてね~ということみたいです。
鶴見医師の本には”毒”という表現が使われていますが、他の本『医師たちが認めた「玄米」のエビデンス』では、
胚芽に多く含まれるアブシジン酸は、ミトコンドリアを障害し、フィチン酸はミネラル吸収を阻害するという説もあります。
これらは細胞や動物実験の結果が多く、ヒトでは証明されていません。
引用『医師たちが認めた「玄米」のエビデンス 監修 渡邊 昌 P43』
というように、”説があります”という表現で、”ヒトでは証明されていません”と記載されていただけで、”毒”という表記は、文中には見つけられませんでした。
ただし、なんでも気をつけるにこしたことはないですよね。
『正しい玄米食 危ない玄米食』の著者の鶴見氏は、鶴見クリニック院長で、酵素栄養学の第一人者で、著書が多数です。
鶴見医師は、1980年代の半ばに「マクロビ」を広めている人たちと出会った頃に、思い切って「玄米菜食の食事」を自分自身でやってみようと思い、開始したものの、下痢と腰痛と肩こりがひどくなり、3か月で体調が悪化して挫折したそうです
体を丈夫にする目的で始めた玄米食なのに、かえって悪くなったから不思議だったそうです。
その後、酵素学を勉強して、酵素阻害剤をしっかり解除することができて、マイナス面のまったくない玄米ご飯の炊き方がないかを模索し、そしてやっと「これだ!」と思われる理想の炊き方を見つけたんだそうです。
理想の炊き方で、栄養のある『玄米』を食べれるのだと書かれていました。
ヒトハナや家族は、『玄米』である『発芽酵素玄米』を食べて、約3か月経ちましたが、
鶴見医師が、過去に体験したような体調不良に見舞われることなく、体調も問題なく、特にお通じに関しては非常に改善して調子がよいです。
『発芽酵素玄米』というところにポイントがあるんでしょうか。
『玄米』の理想の炊飯方法とは!?
炊飯方法ではどんなことに気をつければいいのでしょうか?
本の続きをみると、次のことが書かれていました。
どんな種も、発芽することで、ABAは解除されます。芽を出しはじめた種は、酵素阻害剤で守る必要がなくなったということなのでしょう。
引用『正しい玄米食 危ない玄米食 著者 鶴見隆史 太陽出版 P110』
浸水して休眠状態から目覚めさせ発芽モードにすることで、発芽抑制因子は弱まり無毒化するのです。
引用『RAW FOOD RECIPE 著者 土門大幸 P122』
長時間浸水して、『玄米』を発芽させた後に炊飯することで、酵素阻害剤(アブシシン酸=ABA)を排除できるそうです。
これで、身体に害にならず、栄養価の高い『玄米』が食べれるんですね。
『玄米には毒!?』なんて記事を読んで、心配になりましたが、浸水して発芽させればよいと聞いて一安心しました。
確かに、『玄米』は一晩水につけておくということはよく聞きますよね。
鶴見式『超健康・玄米完全レシピ』の炊飯の理想の炊き方
【玄米の炊き方】(2合を土鍋で炊く場合)
(1)玄米(小豆を加えると、さらによい)を水に浸して17時間おく
(2)17時間の浸水が終わったら水を捨て、新しい水で1~2回すすぐ
※玄米は(小豆も)少し発芽し、(アブシシン酸=ABA)とフィチン酸は解除されます。
(3)炊く前に、浸水した米をザルに上げて、しっかり水を切る。
(4)水をいれる。水分量の目安は、玄米の量の1.5倍(好みで調整)
(5)海藻類、十穀米、きのこ類、いも類などをいれる(以下、参照)
・十穀米(五穀米でもOK)・・・小さじ3
(省略)
※分量は目安なので正確でなくてもかまいません。
(6)4~13時間水に浸す
(7)水を捨てず、蓋をして、中火にかける
(8)沸騰したら、弱火にして25分くらい(水気がなくなるまで)
(9)火を止めて、蓋をしたまま、10分ほど蒸らす
(10)しゃもじでかき混ぜる
引用『正しい玄米食 危ない玄米食 著者 鶴見隆史 太陽出版 P137』
手順を書くと、手順が多く感じますが、土鍋でなくても炊飯ジャーで水分量は内釜に従って炊飯しても良いらしいです。本の中には、他にも多数レシピがありました。
海藻類、十穀米、きのこ類、いも類は必須ではないですが、栄養価が上がるようです。
このレシピだと、もう、おかずが不要なくらいですよね。
『発芽酵素玄米』用炊飯器で理想の炊飯ができる
土鍋で炊飯する『玄米』も美味しいのでしょうが、
毎日、炊事をしている主婦にとって、炊飯の手間をできるだけ簡単にしたいですよね。
フルタイムで働く50代主婦のヒトハナも同じくです。
専用炊飯器を使って、簡単な手順で炊飯しています。
各メーカーから、工夫されたいろんな炊飯器が販売されていますから選ぶのは迷いました。
頻繁に買い替えるものでもないのですしね。
美味しい『発芽酵素玄米』が炊けているし、今のところ満足してます。
不満と言えば、最初の時は、炊き上がる時の音にビックリしたことぐらいです。
他に、『正しい玄米食 危ない玄米食』に書かれた内容で気になった点がありました。
・玄米を長時間、水にひたしておくこと
・玄米を炊くときに、圧力鍋を使わないこと(あるいは低温の圧力鍋を使うこと)
・浸けた後、その水を新しい水に換えること
引用『正しい玄米食 危ない玄米食 著者 鶴見隆史 太陽出版 P75』
炊飯器にセットした後は、新しい水に換えないといけないのかな?
と心配になって、購入先「ヘルシー・マルシェ」のHPを確認してみると、同じことを心配された方の質問のQ&Aの”Premium New 圧力名人に関する質問をお答えします!”が記載されていました。
”発芽後に水を交換したいです。”との問いに、
玄米は水に浸し発芽させることで、「アブシジン酸」は「ファゼイン酸」へと変化し無害になります。
発芽により無害化されるので、発芽毒が水に出るということはありません。
引用『ヘルシー・マルシェ HP』
と回答があったので、これに関しても、ホッとしました。
ヒトハナは、これからも『発芽酵素玄米』を続けてみようと思います。
また、体に変化があったら、記事に記載していきたいと考えてます。
・玄米には毒があると唱える本はあった
・ただし『玄米』は発芽させるなど炊飯の仕方に気をつければ大丈夫
参考文献:
『正しい玄米食 危ない玄米食 鶴見隆史』
『RAW FOOD RECIPE 著者 土門大幸』
『医師たちが認めた「玄米」のエビデンス 監修 渡邊 昌』